文部科学省は学校で「マスクはもういらない」と言っている

文部科学省は、学校では「マスクはもういらない」と言っています。これは、児童生徒の判断に委ねる、という意味合いよりも積極的な姿勢を打ち出したものとして、私は大いに評価しています。

しかし、これが先生や保護者の方たちに伝わっていないように思うので、ここに紹介します。

文部科学省の「最近よくあるご質問にお答えします」というサイトです。

ここに何と書かれているか。

Q 新学期の学校におけるマスクの着用については、児童生徒や保護者の判断に委ねられるのか。(令和5年4月5日更新)
A 本年2月の政府対策本部決定において、マスク着用の考え方が見直され、学校教育活動の実施に当たっては、4月1日以降、「マスクの着用を求めないことを基本とする」とされました。

今般の衛生管理マニュアルの改定は、この本部決定を受けたものであり、文部科学省としては、教職員や児童生徒間のコミュニケーションが円滑となり、充実した学校生活にも資することから、児童生徒のマスク着用は不要と考えています。

基礎疾患があるなど様々な事情により、感染不安を抱き、マスクの着用を希望する児童生徒もいることから、そういった者に外すことを強いることは適切ではありませんが、基本的には、新学期における学校生活においては、学校や教職員からマスクの着用を求めることなく、引き続き着用が推奨される特定の場面を除き、児童生徒がマスクを外して学校生活を送ることができるよう、児童生徒や保護者に対して丁寧な情報発信をお願いします。

「マスクを外すことを強いることをは適切ではない」としながらも、「児童生徒がマスクを外して学校生活を送ることができるよう」にすることが主眼になっている書きぶりで、

明らかに文部科学省としては、

「児童生徒はマスクを外して欲しい」

という立場を明確にしていると理解できます。

また次の質問では、

Q 「感染リスクが比較的高い学習活動」の実施に当たって、一定の感染症対策を講じることが難しい場合に、マスクを着用することとして差し支えないか。(令和5年4月5日更新)
A 文部科学省としては、教職員や児童生徒間のコミュニケーションを円滑にし、充実した学校生活にも資する観点から、児童生徒のマスク着用を不要とするための取組をお願いしたいと考えています。

児童生徒が安心してマスクを外すことができるよう、学習活動の実施に支障のない範囲で、対応可能なマスク以外の感染症対策の実施を検討するようお願いします。

「マスク以外の感染症対策の実施を検討するようお願い」するという念の入りようです。

つまり、

まだマスクを着けるように指導している学校は論外、それどころか子供たちがマスクを外して学校生活を送ることができるようにしろと言っているわけです。

この文部科学省の考えがもっと徹底されなければならないのではないでしょうか。

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