勉強の仕方

塾で教えていると、そもそも勉強の仕方がよく分かっていない子供とたくさん出会います。そこで、ご家庭でもできることなので、基本的な方法を書いてみます。

1 分からないところ・覚えていないところを見つける

算数ならば、問題集の「まとめ」のページなどを使って、分かっていない部分を最初に見つけます。漢字や英単語、社会などの暗記を要する科目でも同じで、覚えていないところにチェックを入れます。

2 分からないところは反復練習

勉強は、スポーツや楽器の練習と同じです。できるようになるまで反復すること、量をこなすことが大事です。

というのも、「分かった」「理解した」だけではその場限りのことになりやすく、身につかないからです。だから量を伴った反復練習が必要なのです。

3 覚えていないところは覚えるまで徹底的に暗記

覚えていないところは覚えるまで徹底的に暗記します。

ただ、そもそも「暗記する」とはどういう状態のことかがそもそも分かってない場合があります。「暗記する」というのは、何も見なくてもスラスラと覚えたことが出てくる状態のことを「暗記」と言います。

方法はいろいろあります。覚える部分を赤ペンで書いたノートを自分で作って、赤い下敷きでかくして覚えたり、緑のマーカーを使ったり。単語の場合は、市販の単語帳を使うことが多いと思いますが、覚えていない単語は覚えるまで何度でもチェックをいれます。

つまり、ここでも大事なことは「反復」です。

4 手書きを大事にする

算数・数学ならば、計算式や計算過程をちゃんと書くようにする。漢字や単語は綴りをちゃんと書く。

手書きによって体に覚えこませることが大事です。

以上、勉強の方法です。シンプル過ぎるように思われるかもしれませんが、私もいろいろ試してみましたが、急がば回れ、王道が一番だというのが私の結論です。お子様の家庭学習の参考になさってください。

 

 

 

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小学校3年生、英検5級に合格

うれしいニュースが入ってきました。

 

小学校2年生から1年間、英語を勉強して、今は3年生になる男の子が、英検5級に見事、一回で合格しました。

 

特に変わった学習法はとっていません。毎日真面目に英単語やフレーズを、読んで書いて覚えることを徹底しただけで、なによりそれを本人が英語を面白がって進んで実行してくれたことが結果につながりました。

 

教える側にできることは本当にわずかで、結局は教えられる側の頑張りにすべてかかっています。

 

その点、この男の子は日々の学習で常に頑張りを見せていました。

 

当人もうれしいことと思いますが、教えている私も同じようにうれしいです。

 

これを励みに、次は4級を目指します。

 

(東海)

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LLI 英語塾 八代教室開講

LLI イタリア語ラボでは、北条口 LACビル以外に、八代にても英語学習塾を行っています。科目は英語以外の教科も承っています。

 

また、淳心学院など中学受験を目指す小学生のお子さまのサポートも行っています。

 

八代教室は、西高・東高・淳心学院・賢明学院とも近く、駐車場も完備されておりますので、便利です。

 

LLI イタリア語ラボ 英語塾 八代教室の住所や、詳細については、以下にご連絡ください。

姫路市八代762 中村歯科医院内 2階

TEL 090-3704-7330

Mail t-tokai?takinstitute.com

(?を@にかえる)

http://takinstitute.com/school.html

 

 

 

 

 

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子供に辞書をもっと使わせてください

 

中学生高校生に英語を教えていて必ず問う質問があります。

 

「家に英和辞典ある?」

「辞書使ってる?」

 

彼らの返答から推すと、辞書がないご家庭は少ないようではあります。(もしも家にない場合は、「ブックオフで安いのがなんぼでもあるから買ってもらい」と言います)

 

しかし、実際に辞書を引かせてみると非常に手つきがたどたどしいのですから、ほぼ使われてないのも間違いないところでしょう。(電子辞書に慣れている、という場合はともかく)

 

これは本当におかしなことです。英語を勉強する子供たちの大きな問題の一つは、単語力が欠如していることですが、辞書を使わないで単語力を補うことは全く望めません。そもそも辞書なしに外国語の勉強をすることは不可能です。

 

教科書や問題集の後ろについている「単語集」のようなものでごまかしてしまう子供もいますが、細かい説明も用例も書いていない単語集では、何の意味もありません。

 

そこで、授業の際にはいつも子供たちには自分で辞書を引かせるようにしています。そして、辞書の使い方を教えます。辞書を使うことが外国語の勉強には必要でありますし、また他のどんなことでも辞典類を利用することは必須だからです。

 

日本の中型英和辞典は非常によくできています。たとえばイタリア語で英語を勉強しようとしても、日本の英和辞典のようなものはイタリアにはまずないのではないでしょうか。というのも、日本の中型辞典は、収録単語数はもちろん、用例や図録が非常に豊富であるのみならず、熟語も丹念に収録されています。こんなに便利なものが、どこの書店でも手に入れることができるのですから、日本人は大変に幸福だと言わなければなりません。

 

ただし、中型辞典は高校生には使えても、中学生にはまだ難しすぎます。学校で勉強する内容に比べて、辞書の記述が細かすぎるからです。

 

そこで、中学生にはより簡便な学習辞典の利用をおすすめします。中学校レベルの内容を、見やすい表示で的確にまとめてくれていて、私も中学生に英語を教えるときはとても重宝しています。

 

中型辞典にしろ学習辞典にしろ、こんな便利な道具を使わないという手はないのです。

 

そこで申し上げたいのは、子供たちが家庭学習を行うときには、必ず辞書を使わせて下さいということです。当たり前のことに聞こえるかもしれませんが、その当たり前が出来ていないのだから仕方ありません。(もちろん、大人だって英語の勉強をする時も、面倒くさがらずにこまめに辞書を引かないといけません)

 

辞書を使い続けるだけで、学校の成績は容易に1ランク・2ランク上がるのではないかと思います。

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長文読解ならLLI英語塾に

このたび正式に開設したLLI 英語塾では、長文読解ができるように、ということを旗印に掲げています。

 

というのも、単語の意味から適当に類推して日本語の意味を考える生徒があまりにも多いからです。これは中高生のみならず、翻訳学校に通おうか、という人でも最初はそういう人が少なくないらしいので、かなり重大な問題ではないでしょうか。

 

1  大事な文法学習

 

つまり、主語と動詞の関係、関係代名詞の先行詞はどれか、また関係節はどこからどこまでか、前置詞句はどこにかかっているか、代名詞がさしているのはなにか、などなど、フレーズの構造を把握して読むことができていない子が本当に多い。

 

「そんなの、実際の英会話には役に立たない」

 

とおっしゃる方がおられるかもしれません。ま、たしかに、友達と世間話をする程度であれば、別に細かいことを言わずとも、だいたいが分かればそれでよいのです。十分すぎます。

 

しかし、そこから一歩突っ込んだ話をしようとする、あるいはちょっと難しいものを読もうとすると、とてもそんなわけにはいかなくなります。

 

学校英語は役に立たない、文法の学習は無駄だ、といった類の批判をよく見ますが、英語のほかにドイツ語・イタリア語・ラテン語を勉強した私からすると、それは大きな誤解ではないかと思います。

 

少なくとも、私は学校英語を利用してきましたし、他の言語を勉強する際に学校英文法の知識は大きな土台となってくれました。

 

もっとも、それだけでは語学学習のためには不足ですが、しかし役に立たない、あるいは無駄というのは、いささか理解の欠けた意見ではないかと思います。

 

2 半年で超初級から関関同立レベルに成長した受験生

 

もちろん、生徒たちの学校の成績や受験の際に学校英語が重要となることは、言うまでもありません。

 

ひとり、私が大変に驚いた大学受験生がいました。彼は英語がとても苦手な浪人生で、夏の段階で「超初級」レベルの問題にてこずっており、私はこれは大変だなと思っていました。

 

そこで、容易な文章であっても、きちんと読む方法を教え、それを徹底してもらいました。浪人生でお尻に火がついている彼も頑張って勉強してどんどんのび始め、センター試験が終わるころには

 

「もうだいたい過去問はやっちゃんたんですけど」

 

と言いながら、関関同立レベルの問題集をもってきて、頑張って解いていました。

 

この様子を見て、私は驚くやらあきれるやら、彼の頑張りに本当に降参した気になりました。

 

彼は最後まで、私が教えた読解法に従って読んでいました。本人もそれなりに分かるようになっているという実感があったから続いたのだと思います。その点、私は少しばかり誇ってよいのでしょう。

 

しかし、大事なことは本人の努力であって、私はそこに少し手を差し伸べただけです。

 

私のイタリア語の先生はいつも「最後は結局学生次第だ、先生のできることなんかそんなにない」と言っていましたが、なるほどその通りだなと改めて感じました。

 

3 学校英語も人生に資する

 

学校英語や受験英語は、それだけ見ればつまらないものです。よくできる生徒には「とっととこんなのは済まして、自分の好きなものを読めるようになりなさいよ」とけしかけたものです。

 

しかし、ごく普通の生徒でも、外国語の文章を、辞書を引きながらしっかり読むという経験は、それからの人生に必ず資する、得難い経験であると私は信じています。なにをやるにしても結局やることは同じで、一つ一つ着実に片づけていく以外にないからです。外国語の勉強が教えてくれるのはそれです。

 

LLI英語塾では、このようにして、生徒一人一人に向き合います。

 

Laboratorio Linguistico Italiano

代表 東海岳史

〒670-0871

兵庫県姫路市北条口3丁目51 LACビル2F

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Salone del Gusto e Terra Madre 2014

去る10月23日から27日まで、イタリア・トリノにて スローフード協会主催により“Salone del Gusto e Terra Madre 2014″ が開催されました。イタリア全土から、また世界各地から様々な地域の食品が一同に会する、2年に1度行われる大イベントです。

私は、縁あって播磨スローフード協会 の会員になっています。トリノでのイベントに播磨スローフード協会が参加するとのことで、このたび同行メンバーの一員としてトリノを初めて訪れました。

トリノはポー川の流れが大変に美しい街で、人々も総じて穏やかで静かだなという印象を持ちました。朝からバールで大きな声でガヤガヤと話し合っているローマと全然違います。

イベント期間中、トリノは ”Salone del Gusto e Terra Madre 2014” の話題で持ち切りで、トリノの主力紙 La Stampa も連日特集を組んでおりました(記念に新聞の切り抜きもとってあります)。

”Salone del Gusto e Terra Madre 2014” では、私はほんの少しばかりお手伝いさせていただきました。が、しかしイタリア語に困った時にイタリアの友人たちがネットを通じて私を助けてくれました。彼らのおかげで何とか切り抜けることができたと、本当に感謝するばかりです。

・・・

さて、今回のイベントにはプログラムが事前にネットにアップされていました。そのプログラムの前文が興味深いものであったので、私が日本語訳にし、播磨スローフード協会の同行の方々に資料としてお配りしました。

ここでその日本語訳の全文をあげておこうと思います。

オリジナルのイタリア語版プログラムは現在別のものに差し替えられているので、保存しておいたファイルをアップします。→イタリア語版プログラム

このイタリア語版プログラムの2・3ページの部分を日本語訳したもののファイルもアップしておきます。→ 日本語訳バージョン

では、日本語訳をここに張り付けておきます。誤訳・意訳などはご容赦ください。

・・・

食されるべき食物 救われるべき食物

本年は国際連合より2014国際家族農業年とされました。しかしただ喜んでばかりはいられません。これまで家族農業は、文化という麗しい控室に控えているばかりで、表舞台に出ることはありませんでした。国際機関が家族農業を祝うからには、私たちは決してことを軽く考えてはなりません。味の方舟とともに、家族農業が、サローネ・デル・グスト&テッラ・マードレ2014 における二大テーマの一つとなるゆえんはここにあるのです。

「緑の革命」が到来したのは数十年前のことです。これは単作農モデルと、合成化学や機械化された労働力に基づいた農学を生み出しました。すると家族農業は、その時代の人口に対応できないものだと考えられ始めます。人口は増え続ける一方で、都市・産業区域を拡大せずに耕作可能地を広げるわけにはいかないからです。これに対して今日おかしいものはおかしいと言うことができますが、それには経済、政治、教育、環境、知性、生産、あらゆるレベルの抵抗をし、それに数十年を要したのです。

 家族農業と、産業として設計された農業は、ただ規模が違うというだけではありません。なにより農業についての考え方の相違が、規模の問題となって現れるのです。まず産業化した農業は単なるビジネスです。世界には、アグリビジネスという用語が使われる場が存在します。利益優先、ひたすら市場志向で、売れる商品を生産する。市場とは、ここでは単一な市場のことで、すなわち商品取引、大規模流通の市場であり、輸出市場であり、食物が「商品」と呼ばれるような市場。そのような市場では、自然の時とかけ離れて、エネルギーと化学物質が投入されるような方法で均質かつ大量に生産されなければなりません。土地は無理なリズムで働かされねばならないのです。工場式育成法で育てられた動物についていえば、いかに容認しがたい環境の下に動物たちが押し込まれているか。そこでは、自由、健康、そして空間が否定されています。土地(“terra”)と地球(“Terra”)を、大きく、繊細で、複雑な、一つの動物として考えてみたらどうでしょうか。産業化した農業は、取り入れた野生種の多くを絶やしてしまい、大地を化学物質で溢れさせ、水を汚染し、深く耕すことで土地を傷つけ、合成物を使ってリズムを加速させる。。。そして、私たちが口にするものは、こういったことすべての結果です。しかし、アグリビジネスにとって大事なことは、私たちがそれを食べることではありません。私たちが買ってくれさえすればそれでよいのです。

 他方で家族農業は食物を作ります。中心にあるのは、食物を食べる人間と、そして農家とともに季節ごとに働く大地です。そこでは販売される物ではなく、食べられる物を作るのです。大事なのは収穫を得ること。そのためにできる限り多様化し、自然のリズムに逆らおうとするのではなく、従おうとします。ジャガイモだけでなく、トウモロコシもインゲン豆もその種をまく、なぜなら気候のために、こういった食物のうち一つがダメでも、別のものには適しているはずだからです。野菜だけでなく、花やハーブも育てます。なぜなら、虫や寄生生物が野菜をダメにしないようにするためです。家族農業の背景にあるのは、資本社会ではなく、あくまでも農家。彼らこそ、自分たちの生産物を家族と一緒に最初に口にするはずです。市場もあります。しかしそれは複数の市場、すなわち近郊の市場であり、あるいはまた GAS(「連帯購入団体」)、インターネット販売、共同の商店といった代替市場でもあります。

 家族農業が称えられなければならないのは、地球上の人々が口にする食物の80パーセントを生産しているからです。これらは食べられる物であって、商業化されたモノではない、ということに注意していただかなくてはなりません。人は、総売り上げのグラフで空腹を満たすことはできません。お皿に何物かがなければならないのです。また家族農業は政治的にも称賛され、優遇され、支えられるべきです。なぜなら、家族農業のおかげで、絶滅の危機にある食物を列挙するというスロー・フード「味の方舟」のような企画が、雑多な思い出のリストに堕すのではなく、実現可能なプロジェクトのリストとして残ることができるからです(例えばスロー・フードのプレシディオはこのようなリストに起源を有します)。10月23日から27日まで、トリノ・オーヴァル・リンゴットの空間は、全世界からやってくる数千をこえる生産品を迎え入れます。そして味の方舟に乗船してもらいます。これは、生物多様性を守る闘いです。方舟の次の乗客として救いたい、候補に挙げたいと思う食物を持ち寄ることで、すべての訪問者がこの闘いに参加することが可能になるでしょう。

 家族農業は、この星を救うものとしてではなく、いままでこの星が滅びてしまわないようにしてくれたものとして捉えられねばなりません。私たちはサローネ・デル・グスト&テッラ・マードレ2014 にて皆様をお待ちしております。理解するためにまず、作って、味見して、話を聞いて、そして語りましょう。

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イタリア人による8月姫路訪問ルポ

8月に姫路を案内したイタリア人グループの一人が、旅行記を書いています。題して「Animeclick.it第6回日本旅行ルポ」。

Reportage 6° viaggio in Giappone di Animeclick.it

http://www.animeclick.it/news/40246-reportage-6-viaggio-in-giappone-di-animeclickit

Animeclickというのはイタリアのアニメサイトで私の友人が主催しています。毎回旅行を企画しているのもこの友人です。(ちなみに、私はアニメに全く興味がないので、アニメについては日本人の私より彼らのほうがよく知っています)

そのうち、姫路に関する部分を以下に訳してみます。彼らが姫路に来るというので、私が案内した時の記録です。

 

・・・

 

8月19日

今日は新幹線で姫路へ向かう。そこで、とても楽しいガイド役のタケシ(なにせ彼が生まれた街に行くんだからこれ以上のものはない)が書写山の頂上まで案内してくれる。街の中心からバスで出発し、山のふもとへ、さらにそこからロープウェイにのり、短時間とはいえ素晴らしい眺めを堪能すると、長く苦しい小道の入り口に到着した。面白いのは拝観料で、寺院まで歩いて行っても、僧侶が運転する4×4のバスに乗っても、どっちにしても拝観料そのものの値段が変わらないことだ。

私たちの大部分は、新生Anime&Welness.it©の名に背かぬために、山歩きのほうを選んだ。そこには、想像しうる限りあらゆる仏をかたどった像が無数に並べられていた。そうしているうちに、私たちは円教寺に到着、摩尼殿へ入るために階段をよじ登った。そこからさらに、ますます険しくなる山道を登りつづけ、「ラスト・サムライ」の撮影地となった大講堂へと着いた。

まず、訪れたお寺のなかで、ここが一番心に響いたことは言っておかないといけない。というのも、「辺鄙な」ところにあるため、訪問者が少なく、そのため金閣寺ほど綺麗でもないし、よく保存されているわけでもない。しかし、だからこそ「観光臭さ」がなく、内部に歩みを進めても独特の雰囲気が完全に保たれている。

姫路に戻った私たちは、「サムライの城」を訪問した。これは単なる常套句のように思われるかもしれないが、どんな写真もこの建造物(修理工事中)の美しさを伝えることはできない。内部の石畳など、私にはむしろ「悲しみ」すらたたえているように思われたが、一方で忘れてはならないのは、鯉がたくさんいる素晴らしい池のある庭だ。ただし、入場券を落とさないように注意しないといけない。あっという間に鯉に食べられてしまうから。(訳注:堀に入場券を落とした人がいたので、シャレで書いている)

夕刻になると、ショッピング街を散歩した。そこで大人しく通りを歩いていると、私たちは十代のグループに出会い、彼女たちに写真を求められた。「カワイイ」写真を撮るため、彼女たちと一緒に収まらないわけにはいかない。夕食、私たちをある美味が待っていた。それはコーベビーフのステーキを主眼とするメニューで、一万円払ったものがこれだというのが私の印象に強く残っていること以外、味については他に何も言うことができないが、とにかく、食べてみた値打ちはあった。というのも、少なくともキルトを着た日本人男性に給仕されたとは言えるからだ!

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LLI イタリア語ラボ 中高生向け英語コースのご紹介

LLI イタリア語ラボでは、イタリア語のほかに、英語・ドイツ語の授業も行っています。

中高の生徒向け英語コースについて、「5つの提案」を考えましたので、ここに掲載します。既存の学校・塾・予備校の指導に疑問を感じているからです。

その前に一点だけ。今の子供たちは本当に素晴らしくて、外国語の勉強でも一生懸命「勘」や「想像力」を働かせています。私なぞはこの「勘」「想像力」「ファンタジー」に乏しいものですから、外国語の勉強では大変に苦労しましたし、今でも苦労しています。ですから、子供たちがうらやましいくらいです。

しかし、外国語を勉強するときには想像力だけではいけません。ちゃんとした知識の裏付けがないと、ファンタジーだけではどこかに飛んで行ってしまいます。

知識の裏付けを伴いながら正しくファンタジーの力を使えたとき、外国語の勉強ほど喜びを感じるものはありません。その喜びを子供たちに、もちろん大人にも伝えることが、LLI イタリア語ラボの使命だと思っています。

ご関心のおありのかたは、お気軽に LLI イタリア語ラボの東海までご連絡ください。英語コースも、1時間2500円より受け付けています。

・・・

1 単語力なしでは外国語の勉強はできません → 単語力重視

単語の勉強は外国語学習の第一歩。せっかく文法を勉強しても、単語が分からなければ話が始まりません。単語力に不安を感じる生徒さんたちは多く、まずはこの不安を解消することが先決です。

 

2 黙っていては外国語の勉強はできません → 音読(声に出すこと)重視

黙々と勉強する子供たちの姿は素晴らしいものですが、残念ながら外国語の勉強は目だけでやっても頭に入りません。言葉は何よりもまず音声です。声に出しながら、外国語の響きやリズムを耳と体にしみこませていかないといけません。

 

3 文法の練習量が足りません → 反復練習の徹底

「三単現の s 」といえば、彼・彼女などの第三人称の単数が主語となる場合、動詞にs がつくと初歩の段階で習います。しかし、これが意外に難しいことであるというのは、みなさん、ご存知でしょうか。ですから、間違えても決して恥ずかしいことではないのです。しかし、逆に言えばそれだけ徹底した反復練習が必要であるということでもあります。文法は誰にとっても困難です。理解を伴った練習が足りていません。

 

4 「なんとなく」で長文は読めません → 読解の精確さの追求

単語の羅列から意味を汲んで、なんとなく読んだ気になる。そんな生徒さんは非常に多いのです。しかしそれでは「読んだ」とは言いません。それまで勉強した単語や文法の知識をフル活用しながら、ゆっくりでも着実に読むことで力はついていきます。簡単な道はありません。

 

5 学校の英語から実際に使われる英語への橋渡しがありません

→ インプットの質量の重視・外国語を勉強することの喜びを!

せっかく一生懸命勉強した外国語です。実際に使わないと意味がありません。かつてと違い、現代では英語に接することは極めて容易です。自分で分からないことの調べ物をする、好きなジャンルの本を読む、外国の友達と交流する。そうすることで、外国語の力が伸びるだけでなく、外国語を勉強する喜びを感じることができるのです。

(東海)

Laboratorio Linguistico Italiano(イタリア語ラボ)

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大根とイタリア語

7月4日、城北公民館で講演をしました。

そこで、大根というものはイタリアにあまりないしレシピも見ないという話をしたところ、お聞きになっておられる方の中に、すぐにインターネットで検索なさった方がおられ、イタリアにも大根はあるというお話でした。

大根のことをイタリア語では rafano bianco giapponese というのだそうです。字義通りとれば、「日本の白い “rafano”」という意味です。

ところで、この “rafano” という単語ですが、手元にある伊和辞典によれば「ラディッシュ、ハツカダイコン、ワサビダイコン」とあります。またイタリア語辞典を見ると、辛味のする食用の根、とありました。

大根のイタリア語を教えてくださった上記の方が検索してくださったところによると、大根はイタリアに輸入され、ミラノのスーパーなどで販売されることもあるそうです。住んでいる日本人が多いでしょうから、そういうこともあるように思います。

とはいえ、一般的に大根が食されているわけでは、やはりなさそうです。

想像していただくか、ネットで画像検索していただくと分かりやすいと思いますが、ハツカダイコン、あるいはワサビダイコンのようなものと、日本の大根はまるで違います。大根それ自体はアジアで改良栽培されたものなんだそうで、元来ヨーロッパにはありません。

私はずっとローマにいましたが、ローマの市場やスーパーで、カブはあっても大根を見た記憶がどうもありません。

また、料理法としても基本的には大根は「東洋の物」扱いになっているようですし、一般的な食材であるとはなかなか言い難いのでしょう。

興味深いのは、大根をイタリア語にする時、どういう名前をつけたものか、苦労の跡がみられるところです。

例えば、「ポルチーニ茸」は日本語に既になっていると思いますが、これを「イタリア茸」と言っても仕方がないようなところがあります。

大根を「日本の白い “rafano”」とイタリア語で名づけているのは、それと同じことです。間違いとは言えないけれども、それは本当に大根だろうか、という胸のつっかえが取れないようなところがある。翻訳の難しさが、こういうつまらないところにも表れているように思います。

いずれにせよ、大根はミラノあたりではスーパーで販売されていることもあるということを知って、大変に勉強になりました。

 

 

 

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イタリア人の姫路旅行記

久しぶりにブログの更新です。何を書いたら良いか、材料がなかなか見つからなかったのですが、幸い一つ、見つけました。昨年日本を旅行したイタリア人の旅行記です。その際に彼は姫路を訪れており、ちょうどその部分がアップされたことをFacebook 経由で知りました。面白いので、著者の許可を得たうえで、日本語に訳してみることにしました。以下、全文です。誤訳などはご容赦。

元記事 http://www.nihonjapangiappone.com/wordpress/2014/06/26/8gg-il-castello-himeji-ed-il-giardino-koko-en/

 

8日目 姫路城と好古園

今朝は有名な城を見に姫路へ向かう予定。適当な時間に起床、いつものようにとてもお腹がすく。

このホテルは朝食がたっぷりしている。自分が取ったのは、魚とミートボールを少し、スリミ(訳注:カニカマのこと)、ケチャップだらけのたまご、いろんな漬物、味噌汁、オレンジジュース、梅干しひとつ、カフェ・ルンゴ、ご飯を一膳、どうしても食べてみたかった納豆。
取ったものは全部食べてしまうと、再びビュッフェへ戻り、マーマレードをつけたトーストを用意した。ヴァカンスは、僕のお腹が減るという奇妙な効果を引き起こす。

日本人から学ぶべき良い習慣の一つは、手拭いだ。手拭いとは、いろいろな大きさの生地によるハンカチで、男も女も、「アツイ」つまりうだるような暑さの時期にいつも使うミニタオルのようなものである。この不思議な道具で、ひどい気候でも大して気にならず、乾いているような気分になれる。女性たちはバッグのなかに入れて持ち運んでいて、目立たないように気を付けながらそれを利用する。男性はもっとぞんざいで、ズボンのベルトにかけておいて、とりわけしんどい仕事をするときには首に巻いたり、額に巻いたりする。
この汗拭き用のハンカチを発見してからというもの、100円ショップでたくさん買わないわけにはいかなくなった。
慣れていない自分にとっては、地下鉄の中でもこれは必需品だ。エアコンから落ちてくる冷たい水滴が、汗で濡れた首にかかるのを防ぎたいから。

大阪の地下鉄は、もしもツーリストパスでJRを利用していなければ、大変な出費になる。難波から新大阪まで7駅に停車するが270円(約2.5ユーロ)もする。そのうえ切符の料金を計算することや、駅名の漢字が分からなければ乗るべき路線を見つけることが難しい。なにせ東京と違って、旅行者向けの表記がない。地下鉄の職員に直接聞いて助けてもらわないといけない。僕たちが会った職員さんは、いい日本人で、券売機でちゃんと券を買わせてくれた。

今日は土曜日で、街は静かだ。ようやくマスターカードでお金を引き出した。コンビニではお金はおろせない。

駅につくと、初めて「ベントー」を列車の中で食べてみることにした。どれにすればよいか、選ぶのが難しい。たくさんあるし、どれも美味しそうだ。
ガラスケースのなかには見本が並んでいて、本物そっくりである。そうと知らなければ、偽物のエビのてんぷらを本物だと勘違いして食べてしまいかねない。

それぞれ箱には値段がかかれている。800円から13000円の幅があるが、さらにはカロリーまで書いてある。体型を維持したい人には非常に重要な情報だ。
僕たちは2つで1800円(16ユーロ)するのを買い、これで列車に乗り込む準備が完了。

駅にあるショップには、まったく不必要だがとても素敵な小物やアクセサリーが無数にある。取り換え可能な色付きの柄がある傘、トーストに楽しい形をつけるための型、笑顔の形をしたナイフ、ようはそういうものがたくさんある。
棚から、頭の大きなサムライの形をしたペンダントが私を見ている。これは抵抗できない。すぐに買った。
すぐさま彼には敬意を表してムサシと名付け、カメラの入ったリュックにかけた。これから旅の良い友になってくれるだろう。

新幹線はきわめて正確で、僕たちは、乗るべき車両の番号が書かれた線のところで、僕たちの数センチ前のところにあるドアが開いて車両にのせてくれるのを待っていた。時刻通りに座席に座り、目的地へと出発した。

停車駅ごとに、アナウンスの前に音楽が流れてうんざりする。僕たちと同様、日本人もこれは大嫌いだろうと僕は確信している。

姫路駅では、駅員は皆、深く深くお辞儀をしてくれるのだが、これにはまだ慣れることができない。
イタリア人としては自分は単なるお客にすぎない。しかし、彼らは客のおかげで彼らの仕事が保証されていることをよく分かっていて、だからできる限り親切でいようとするのだ。

姫路城は2014年のはじめまで修復中らしい。もちろん、僕たちはそんなこと全然知らなかった。駅から城に向かって路上に出て、カメラをズームにしたら、足場があることに気が付き、それで今日になって初めて知ったのである。

駅から城まで数分で着くようにバスがあるらしいが、しかし僕たちは石畳を行く辛抱強いサムライだ。だから、ガンガンに照っている太陽のもと、ひょっとしたら泳げるんじゃないかという湿度のなかを歩いて行くことにした。

城の広場は巨大だ。そして、今日の太陽は、グリルの上の炭のように僕たちを焼いてしまいながら、その力を存分に僕たちに見せつけてやろうと決めてしまっていた。
自分が気に入るような帽子はまだ見つからない。だから参ってしまわないように頭の上に小さなタオルをのせて歩いた。湿度は到達しうる最大限に高いところをかすめていて、太陽に照らされた冷たいボトルのように汗をかく。水、緑茶、カルピスをいくら飲んでも、まだ信じられないくらいに喉が渇き続ける。

城はほとんど何も見えない。足場から覗く横脇にある建物、瓦、そして修復に使われる山と積まれた大量の材木。
もし最初から知っていれば、この太陽の下、こんな旅行はしなかった。大阪の街中を静かに散歩でもしていたのだ。たぶんホルモンの串焼き屋でも探して。
この旅行の一番よかったところは、城の右側にある歩道を裸足で歩いたことくらいだ。

もう完全に汗でびしょ濡れになってしまった。もし私のように本当にやむを得ないということでないのであれば、8月の日本でヴァカンスを過ごさないように、皆さんにはおすすめする。

わずかの平安と涼を求めて、僕たちは城の脇にある有名な好古園を訪れることにした。庭は大変に美しい。どこを見ても素晴らしい眺めにうっとりする。こけむしたところ、もう角がとれてしまった岩でできた小さな滝、釣りキチ三平が幸せになるであろう色がついた鯉がたくさんいる池、木々の間を通る砂利道、澄んだ水の上を渡す石の橋。

道沿いには、素晴らしい木造の東屋が点在していて、休息所になっている。そこで、ちょっと座って、物思いにふけったり、おしゃべりをしたり、あるいは単純に、東屋を囲む景色の美しさを嘆賞することができる。
セミの鳴き声はこの時期、耳をつんざくようで、僕たちに息をさせてくれないうだる暑さに彼らも音を上げているかのようだ。
もし時間が許すなら、もう少しとどまって、この小さいが完璧な世界に閉じ込められたあらゆる美しさを嘆賞しているに違いない。でも、この天気のせいで僕たちも意気を喪失してしまった。だからとにかく動いて、行くべきところへ行かなければならない。

駅へと戻る道すがら、少しの時間をショッピングにあてることにした。エレガントな着物の店に入り、ゆかたを買う。黒い生地に赤い花のゆかたはシモーナのため、緑のは僕の、もう一つは女友達に贈る結婚祝いのプレゼント。
店内は、まるで時代をさかのぼったかのように古い内装をしている。家具は、時間によって黒ずんだ厚い木でできていて、着物を着るところは一段高く大きな畳のところにあり、まるでプライベート・シアターで演技でもしているようだ。かたわらにあるのは、模様の入った木でできた折り畳みのできる提灯、金の細工が入った日本の古いテーブル、全身を見られるよう、傾きをつけることができる大きな鏡。
店は大きいが、光は乏しい。ただ売り場の大事なところだけを照らすのみだ。
支払いは、赤い皮の張られた古い椅子に座って、天板がクリスタルの大きな机のうえで済ませる。まるで、明治時代のアトリエが現在にやってきたようである。

礼儀正しさが際立っている。そこにいる売り手の三人は、ゆっくりしていて、細部に非常にこだわる人たちで、いささかもゆるがせにしない。

浴衣をたたむのに、僕には永遠に続くかと思われた時間を要した。すべての角は完璧でなければならず、すべての折り目は先の折り目と正確に同じでないといけないし、包装はもう開封されることはないんじゃないかというくらいに完璧でないといけない。
ゆかたは、路上の屋台でみかけるような安物じゃない。それは、生地を触ってみるだけでも分かる。本当にエレガントで質の高い物を手に入れるのに、それだけ出費がかさんでもそれは値打ちがあるというものだ。

ちょっとよく分からないのは、ここ姫路では人々はエスカレーターの右側にたっていて、東京のように左側じゃない。でもたぶん、いつか、こんなことも分かるようになるのだろう。とにかく、新幹線にのって大阪に帰ることにする。夜はもう近い。

ここ日本でも、地下鉄に乗る人たちはローマと同じような振舞いをする。エスカレーターのすぐそばのドアに殺到して、いちばん混んでいる車両に乗ろうとする。先頭車両の方にいけば、座席に座って心地よく移動することがいつでもできる。

大阪に戻って、僕たちは例によって夜の散歩に道頓堀を歩き、ホテルからそう遠くないところでお好み焼きを食べることになった。お好み焼き屋の優しい女主人は僕たちにお好み焼きを作らせてくれない。よく知らないと思ったんだろう。だから、出来上がったお好み焼きが直接僕たちの鉄板に供されることとなった。

おかしなことに、そばのテーブルに座っていた日本人のカップルは二人でたった一つのお好み焼きを全部食べられなかったのに、僕たちは二枚をあっという間に平らげてしまった。たぶん、彼らはお互いのことが好きすぎて食べ物のことを考えられないんだろうが、僕たちは食べ物が好きすぎる。

今のところ、日本で一番美味しいお好み焼きを食べたわけだが、しかし他のお好み焼きを試してみる時間はまだある。

 

(東海)

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