塾で教えていると、そもそも勉強の仕方がよく分かっていない子供とたくさん出会います。そこで、ご家庭でもできることなので、基本的な方法を書いてみます。
1 分からないところ・覚えていないところを見つける
算数ならば、問題集の「まとめ」のページなどを使って、分かっていない部分を最初に見つけます。漢字や英単語、社会などの暗記を要する科目でも同じで、覚えていないところにチェックを入れます。
2 分からないところは反復練習
勉強は、スポーツや楽器の練習と同じです。できるようになるまで反復すること、量をこなすことが大事です。
というのも、「分かった」「理解した」だけではその場限りのことになりやすく、身につかないからです。だから量を伴った反復練習が必要なのです。
3 覚えていないところは覚えるまで徹底的に暗記
覚えていないところは覚えるまで徹底的に暗記します。
ただ、そもそも「暗記する」とはどういう状態のことかがそもそも分かってない場合があります。「暗記する」というのは、何も見なくてもスラスラと覚えたことが出てくる状態のことを「暗記」と言います。
方法はいろいろあります。覚える部分を赤ペンで書いたノートを自分で作って、赤い下敷きでかくして覚えたり、緑のマーカーを使ったり。単語の場合は、市販の単語帳を使うことが多いと思いますが、覚えていない単語は覚えるまで何度でもチェックをいれます。
つまり、ここでも大事なことは「反復」です。
4 手書きを大事にする
算数・数学ならば、計算式や計算過程をちゃんと書くようにする。漢字や単語は綴りをちゃんと書く。
手書きによって体に覚えこませることが大事です。
以上、勉強の方法です。シンプル過ぎるように思われるかもしれませんが、私もいろいろ試してみましたが、急がば回れ、王道が一番だというのが私の結論です。お子様の家庭学習の参考になさってください。